特定技能外国人のマッチングプラットフォームサービス「tokuty(トクティー)」をご利用いただいたお客様にインタビュー。今回は、北海道の浜頓別町国民健康保険病院 森次長にお話を伺いました。
慢性的な人手不足に悩み、トクティーに頼ることに
-貴院では当初、どのような採用課題を抱えていましたか?
当院は自治体が運営していて、内科、外科、整形外科などがあり、院内では40の病床を保有しています。今回トクティーさんに採用をお願いしたのは、病院で給食を作る「給食調理員」の求人です。当院への入院患者さまをはじめ、デイサービスや介護サービスの利用者さまに対して、1日に100食の給食を提供しています。給食の調理から配膳、片付けまですべておこなうため、比較的業務量が多いというなかで、慢性的な人員不足であることを課題に感じていました。
-外国人採用にご関心をもったきっかけを教えてください。
ハローワークや転職サイト、町の広報などに求人を掲載していたのですが、なかなか人が集まらなくて…。人事担当の間で「外国人採用も良いかもしれない」という話が出ていて、特定技能人材の採用を斡旋してくれる会社をいくつか見ていました。
※特定技能人材とは
「特定技能」とは、2019年4月からはじまった新しい在留資格。日本国内において人手不足が深刻な12分野(建設業、宿泊業、飲食業など)で、即戦力として働ける外国人の方が取得しています。
そのうち、ミャンマー人を紹介してくれたのがトクティーさんだけだったんですよね。というのも、ミャンマー人には親日家で穏やかな方が多いと聞いていたので、ぜひ採用してみたいと思っているところでした。それが決め手となり、トクティーさんにお願いすることを決めました。
-どのように採用活動を進めていきましたか?
当院では2〜3名採用したいと考えており、特に厳しい条件は設けておらず、健康な方であれば力になってほしいと思っていました。日本語力もあまり問わず、それよりも人柄を重視して採用を進めましたね。
その結果、当院に合っている方とのご縁があり、2023年12月に2名のミャンマー人の方を迎え入れることができました。
「これからも外国人採用をしたい」と思えました!
-入社された方々の仕事ぶりはいかがですか?
初めての外国人採用ということで、最初は言語の違いに不安を抱いていました。でも実際には、皆さん日本語をしっかり勉強されていたようで、日常会話程度であれば問題なくコミュニケーションが取れています。
最初はスマホに翻訳アプリを入れていたそうですが、それもほとんど使うことなく、今ではプライベートの話でも盛り上がっています。現場のスタッフからも「皆さん真面目で穏やかなのでとても働きやすい」「笑顔があって親しみやすい」という声が上がっていますよ。
当院の給食調理の仕事は、たとえば食材を切るだけ、焼くだけではなく、下処理から盛り付けまですべて1人で担当します。業務範囲が広いため、まずは先輩のサポートをお願いしているのですが、今の時点でやってほしいことは完璧にこなしてくれていてとても助かっています。
-初めて外国人の方を採用し、何か変化はありましたか?
外国人の方にご入社いただいたことで、現場にとって良い刺激になったと聞いています。たとえば、お二人に調理を教えるなかで、「この工程はもっと効率化できるかも」「きちんとマニュアルを作ったほうが良いかもしれない」などと、オペレーションに対する気づきがいくつもありました。
外国人採用という新たなチャレンジをしてみたことで、今後の採用活動や人材の育成にも役立つような発見がありありがたく思っています。
あとは、外国人の方と働くことに関して、最初は多少なりとも不安を抱えていたんです。仕事をきちんと教えられるのだろうか、味付けの微妙なニュアンスを汲み取ってもらえるだろうか…などと考えていたのですが、実際には心配はほとんどなく仕事を習得してくれているので安心しています。
-外国人の方を受け入れるにあたって、何か工夫されたことはありますか?
皆さん日本に来るのが初めてなので、文化の違いを感じて心細い思いをすることもあるのではないかと思っていました。そこで、できるだけ万全の受け入れ体制を整えられたらと思い、オリエンテーションや勉強会を開催しました。
また、うちの自治体のベトナム人やタイ人のCIR(国際交流員)の方や、アメリカ人のALT(外国語指導助手)の方も、食事会やクリスマスパーティーなどを企画してくれ、ミャンマー人のお二人も参加したとのこと。プライベートも楽しんでいるのではないでしょうか。
また、知らない土地で安心して生活してもらうためには、住環境を整えることも欠かせません。基本的な家具や生活用品はしっかりと揃えたうえで、住みはじめてからも困っていることはないかを気に掛け、頻繁にコミュニケーションを取っていくこともとても重要だと感じています。
今後も当院としても、町全体としても、外国人の方が働きやすいように全面的にサポートしていければと考えています。
-今後の採用活動についての方針を教えてください。
給食調理員として問題なく働いてくれているので、次は当院の看護助手も、外国人の方にお願いしたいという話が出ています。今後は少しずつ採用の幅を広げていく予定です。
それと同時に、ミャンマー人のお二人には、なるべく早く調理員としてひとり立ちしてもらえるよう、今後も育成に力を入れていければと思います。
トクティーは「採用成功」と「入社後のフォロー」で信頼できる存在
-トクティーを利用してみていかがでしたか?
初めての外国人採用ということで、わからないことや不安なことが多くありましたが、しっかりと説明をしてくれたり、途中経過の報告をこまめにしてくれたりしたので、満足のいく採用活動ができたように思います。
また、「採用して終わり」ではなく、入社後の生活状況も気に掛けてくれ、しっかりと把握しながらフォローしてくれるので、とても安心感があります。あとは、担当者の田中さんが気さくで話しやすく、どんなことでも相談できて助かっています。
-どういう企業にトクティーを勧めたいですか?
医療業界では慢性的に人員が不足していると思うので、そういった企業さんは積極的に外国人採用を取り入れると良いのではないでしょうか。
当院でも実際に採用してみて、シンプルな業務であれば問題なく対応してもらえることがわかったので、周りにもお勧めしたいと思っているところです。
特に地方では求人を出してもなかなか応募がこない場合も多いかと思います。当院も人材の確保に悩んでいましたが、トクティーさんを通じて採用ができ、信頼関係も生まれているので今後も外国人採用について相談したいと思っています。
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