特定技能外国人のマッチングプラットフォーム「tokuty（トクティー）」をご利用いただいたお客様にインタビュー。今回は千葉県鴨川市の株式会社鴨川グランドホテルの鈴木さんにお話を伺いました。
人材不足の緊急度が高く、外国人採用を視野に
―最初に、貴社の事業内容について教えてください。
当社は千葉県の鴨川沿いに「鴨川グランドホテル」を経営しています。昭和40年から運営しており、その後山口県に「ホテル西長門リゾート」を開業しました。
また、鴨川グランドホテルのすぐ隣では、「鴨川グランドタワー」という高層マンション型のコンドミニアムを貸し出しています。同様の形式の建物が千葉県の勝浦と、神奈川県の仙石原にもございます。あとはビジネスホテルのフランチャイズ経営や、ホテルの清掃に活用するリネン工場を運営しています。
―ありがとうございます。「tokuty」をご利用いただいたきっかけを教えてください。
私たちホテル業界はコロナ禍を経て、人材不足の課題が生まれ、特に調理スタッフを至急募集している状況でした。最初は日本人の方向けに採用活動を進めていましたが、なかなかスムーズに進まず、外国人の方に目を向けました。そして、当社の代表の繋がりでトクティーさんをご紹介いただきました。
―tokutyを導入する際に、期待していたことや不安に感じていたことはありますか？
tokutyのようなサービスを初めて知ったので、いろいろとリサーチし、同様のサービスとの比較検討もしました。最終的には費用面でお手頃なトクティーさんにお願いすることにしました。
また、「特定技能外国人」など、新しく知った言葉が多く、事前に調べていたものの少なからず不安を感じていましたね。
そのため、担当者の方にわからないことをいろいろと質問しましたが、丁寧にお答えいただいたので、無事にサービスを導入することができました。
短期間で5名の採用成功！ 外国人採用のポイントとは
―実際に利用してみていかがですか？
まずは、採用活動の面接がオンラインだからこそ、候補者の方がどれだけ離れている国にいても、気兼ねなく話せて便利だなと思いました。対面のほうが伝わりやすいこともあるかもしれませんが、実際に活用してみてオンラインでも十分だと感じています。
実際に採用活動をはじめて、2名を採用することができました。鴨川グランドホテルの調理スタッフとして働いてもらっています。まだ入社したばかりなので、仕事を教えている段階ですが、現場の責任者からは「経験やスキルはこれからだけれど、ポテンシャルはあるのではないか」という声が届いています。
他にも内定者は出ていて、別のホテルでも計３名採用することが決まっています。
―どのような面を重視して、採用する方を決めたのですか？
面接での雰囲気や人間性ですね。特定技能外国人の方の多くは「日本で働いて稼ぎたい」というモチベーションがあるので、何事にも一生懸命な方が多い印象です。その人柄によって採用に至るケースが多いですね。
また、わかりやすい判断基準の一つは、面接のときにできるだけ当社に興味を持ち、研究してくださっているかどうかです。とりあえず応募をしてみた、という方はお断りさせていただくことが多いです。
あとは、調理スタッフは裏方ですが、サービス業であることには変わりないので「明るい対応ができているか」「笑顔で話すことができているか」も大切にしています。
―鈴木さんの考える「外国人採用のポイント」を教えていただきたいです。
「経験は浅いけれどこれから頑張りたい」という方が多いので、「私たちがこの人を一人前に育て上げていくんだ」というくらいの意識を持っておいたほうが良いと思います。
あとは、もちろん国によって文化の違いがあるので、会社として受け入れる体制を整えておくことも重要です。良いなと思う方がいらっしゃったら、その方に対してもそうですし、出身国についても理解を深めておくと、入社後も良い関係性を築けるのではないでしょうか。
―ありがとうございます。具体的に取り組んできたことはございますか？
私たち日本人もそうだと思うのですが、海外に行くと日本食が恋しくなったりしますよね。外国人の方もそうで、調理スタッフとはいえ「日本食ばかり食べるのはつらい」という人も多いんです。そのような声を聞き、今まではキッチンのない社員寮もあったのですが、キッチンの数をどんどん増やしていくように動いています。
入社後の活躍も期待できる、仕事へのコミット力
―外国人の方ならではの魅力や「採用して良かった」と思うことはありますか？
仕事に対して真面目な方が多いですね。私は日本人の方の採用にも関わっていて話を聞くと、仕事で少しでも大変なことや嫌なことがあると、すぐに転職を考えるという方も少なくないように感じています。
そんな中で、外国人の方はちょっとしたことではへこたれない強さをもっていますね。わざわざ母国から日本に来ていることもあり、並大抵のことでは目の前のことを諦めないのではないでしょうか。
ちなみに先日、ハローワーク主催の大面接会に出展した際、そこには1500名くらいの外国の専門学生の方が参加していました。その場で何十人もの方と面接をし、日本で働きたい理由を聞いてみると、「日本は安全な国だから」「好きなアニメがあるから」と、それぞれが日本に魅力を感じているんですよね。そのように好意的に思ってくれていることで、入社後も良い関係性を築きやすいという面もあると思います。
―最後に、tokutyはどのような企業様におすすめですか？
ホテル業界をはじめ、人材不足に悩んでいたり、日本人の方の採用に苦戦している企業様におすすめです。
世の中にはコロナ禍の影響を受け、新たなチャレンジが必要な企業様も多いと思うんです。そのような時、経営を見直すことはもちろんですが、採用活動にも「外国人採用」という新しいチャレンジをしてみるのも良いのではないでしょうか。
当社としても、ホテル自体を旅館からリゾートホテル形式に変化させ、料理の提供方法や部屋の作りも大きく変え、そして外国人の方の採用にさらに力を入れはじめました。
初めての外国人の方を採用する場合は、不安なこともあるかと思うのですが、受け入れる意識と体制を作ることができたら、きっと軌道に乗せていくことができると思います。ぜひ経営を再構築する方法のひとつとして、当社の取り組みも参考にしていただけますと幸いです。
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外国人の採用や雇用でお困りの方はプロに相談してみてはいかがでしょうか？
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