【お客様の声】南房総の食品加工会社が実践する、チームで支える外国人材受け入れ

寿食品株式会社

業種 飲食料品製造
従業員数 1〜50名
ビザ 特定技能
地域 関東
お話を伺った方 代表取締役 安田琢磨様 長野部長様 坂本様

課題

  • ハローワークで求人を出しても応募が少なく、地域の求職者も50代以上が6割を占めるなど、若い人材の確保が難しかった。
  • 検品作業などに必要な能力に加え、長く働き続けてくれる若い人材を求めていた。

導入の決め手

  • トクティーの営業担当による分かりやすい説明が決め手になった。

効果

  • 当初はパート業務から始め、現在は書類記入や機械のセッティングなど、社員が担う責任ある業務も1人で確実にこなせるようになった。
  • 朝礼での挨拶や周囲への気配りなど、社内に自然と馴染み、アットホームな雰囲気が生まれている。

神奈川県小田原市に本社を置き、千葉県南房総市の工場で生姜加工と菜の花の生産を手がける寿食品株式会社。地域の人手不足を背景に、特定技能人材2名の受け入れに踏み出しました。代表取締役の安田琢磨様と、現場で指導にあたる長野部長様・坂本様に、採用の経緯から日々の工夫、そして採用した二人の成長ぶりについて伺いました。

地域の高齢化と、若い世代を求めて

ー改めて、御社の事業内容を教えてください。
生姜を加工して、主にお寿司用のガリを生産販売しています。また、千葉県の県花でもある菜の花をボイル・冷凍して、スーパーのお惣菜や外食向けに提供しています。

ー特定技能人材の採用に至った理由を教えてください。
地域的に若い人の応募が少ないという事もあり、末永く一緒に働いてくれるメンバーを求めて特定技能の外国人材採用を決めました。
南房総市は、求職者の6割が50代以上という高齢化が進んだ地域で、ハローワークで求人を出しても若者の応募は限られています。5年後、10年後を見据えた時に、このままでは工場の現場が立ち行かなくなる、という危機感があったのです。

一人で確実に。任せられる仕事の広がり

ー採用後、どのように仕事を任せていったのですか。
本来社員となる人材にはパートさんとは違う仕事をしてもらうのですが、工場での仕事を理解してもらうために最初はパートさんと同じ作業から始めてもらいました。
「そこで馴染めなかったら」と心配もしていたんですが、二人とも周りとのコミュニケーションがすごく上手で、可愛がってもらっていましたね。周りにも馴染んで現場仕事にも慣れてきた段階で、今度は書類の記入や機械のセッティングといった、社員特有の仕事を任せるようになりました。

ー責任のある仕事を任せてみて、いかがでしたか。
今はもう補助がいらない状態で、1人で確実にその仕事をこなしてくれています。最初はできるかどうかの判断も兼ねて、他の社員が補助に入るような形にしていました。これは外国人だからという事ではなく、どの社員も最初は補助を付けながら業務を覚えてもらう形にしています。
第2工場の仕事は、色々動かなきゃいけないことも多くて大変なんですが、そこも一生懸命やってくれていて、周りの社員も本当に助かっていると言っています。

「わかったふり」をしない関係。丁寧な指導のかたち

ー指導する中で、工夫されていることはありますか。
図で書いて説明したり、現場で目で見て仕事を覚えてもらうようにしています。口頭で日本語を使って説明するんですが、困った顔をされることもなく理解してくれます。多分言われたことを後から反芻して自分でも勉強してくれているんだと思います。
ただ、数字の数え方は伝えるのにも苦労しましたね。「1、2」と数字で書いてあれば分かりやすいんですが、「樽」という単位だと「ひと樽、ふた樽」というように、助数詞を変えて説明することがあります。おそらく教科書には出てこないので、戸惑う事もあるようですが、そう言うときも分かっていないのに「大丈夫です」とは言いません。しっかり聞きなおしてくれるので、分からないまま仕事に入ってしまう、ということは今のところありません。

二人の人柄が生んだ、応援したくなる空気

ー社内での馴染み具合はいかがですか。
本当によく馴染んでくれていると思います。それは2人の人柄によるところがすごく大きいと思います。朝礼で、社員が1人ずつ日替わりで挨拶をする場があるんですが、母国にはそのような風習はあまりないのか、最初は戸惑っていました。それでも一生懸命言葉を紡いでくれています。
周りもその姿に共感して「頑張ってるね」って声掛けをしたりして、すごくアットホームな雰囲気なんです。一生懸命やっているのが周りにも伝わっていて、気づきも早い。何人かで作業する際も周りへの気配りがすごくできるんです。それを長く働いているパートさんたちも感じていて、「この子たち本当にいい子だね」という話をよく聞きます。

決めつけずに聞いてみる、という気づかい

ー印象的だったエピソードがあれば教えてください。
社員に赤ちゃんが生まれた時、お祝いとしてみんなでお金を集めて渡す習慣があります。2人にも声をかけるべきか、最初は迷いました。お金を稼ぎに来てくれている彼女たちに負担をかけるのは、かわいそうな気がしたんです。
ただ調べてみると、インドネシアには「みんなで助け合う」という文化があり、そこから外されると悲しい気持ちになる、とも知りました。そこで、決めつけずに本人たちに聞いてみることにしたんです。「うちの会社ではこういう時にみんなで少しずつお金を出し合うんだけど、どうかな」と話すと、その場ですぐに「出します」という返事。前の会社でも同じようにしていた、と教えてくれました。

社長一人じゃない。チームで支える、これから雇う経営者へ

ーこれから外国人材を雇いたいという経営者に、アドバイスをお願いします。
社内に、現場で指導してくれる長野部長や、生活面を見てくれる坂本さんのような存在がちゃんといること。それが、うまくいくためには不可欠だと思いますね。社長1人で進めるのは難しい部分もあります。
知り合いの経営者から相談されたら、ぜひトクティーさんを紹介したいと思っています。最初にトクティーさんの営業担当の方の説明を聞いた時にわかりやすくて決めたという側面もあるので。


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